住宅関連, 注文住宅, 間取り

注文住宅の資金計画で失敗を防ぐ

注文住宅で建てる場合でも、潤沢な自己資金を持ってる場合には支払いスケジュールを気にする必要がありませんし、建物のグレードを調整する必要もありません。しかし、大抵は限られた予算の中で注文住宅を建てるものであり、足りない分を住宅ローンでまかなって、何とか予算内に収められるように計画を立てますので、慎重に資金計画を立てることが求められます。計画不足のまま進めてしまうと、思うようにいかなくて希望の条件の建物を作れなかったり、返済額が大きくなって月々の支払いを負担に感じるリスクが大きくなります。大まかな額を知る手段として建築会社から出される見積書がありますが、見積書には建築会社に支払う注文住宅の費用だけが記載されていることが多いため、これが総予算だと考えてはいけません。

例えば銀行に支払う手数料や行政に支払う分は考慮されておらず、後から必要だと分かってもすぐに対処するのが大変です。何も知らないまま見積書を見てしまうと、そこに記載されているものが全てだと勘違いして計画を立ててしまい、後で色々な費用がかかることが判明して予算オーバーになります。大手ハウスメーカーでは認識の違いによる失敗を防ぐために、資金計画書を作成しています。見積書とは別の内容になっていて、ハウスメーカーに支払う金額以外の諸費用まで目安が記載されているため、総費用を把握するのに有効です。

中には付帯工事費用を入れずに見積書を作成して安く見せる業者もいるため、見積書の見方にも注意が必要です。

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