賃貸一戸建て住宅が注文住宅で建築されていれば、雨漏りの被害が発生した場合は、不動産会社に連絡をします。雨漏りの被害に関して報告するだけでなく、施工強者に連絡してもらえるか確認しましょう。注文住宅は設計と施工を担当した業者との関係が緊密であり、建築後の年数が経過していてもメンテナンスを依頼できるのがメリットです。所有者が施工業者に連絡するのが理想的です。
賃貸経営の場合は、所有者から管理責任が不動産会社に移行しているため、必ずしも施工担当業者に連絡されるとは限りません。たとえ希望的なことであっても、まずは施工業者への連絡が可能かを確認しましょう。雨漏りのときは、できるだけ施工担当業者に連絡をしたほうが、施工記録が残せます。注文住宅はメンテナンスしやすいことがメリットなので、できるだけ施工工事内容は記録して引継ぎされることが理想的です。
管理している不動産会社に連絡したときも、施工工事内容の記録と引継ぎの確認をしましょう。雨漏り工事は、借主の責任ではありませんので、借主には支払い義務がありません。だからといって不動産会社の都合だけで施工業者が変わってしまうと、雨漏りを修繕したはずなのに不適切な対応で悪化したり、不適合の防水シーリング剤を塗られてしまうこともあります。所有者が懇意にしていた工務店や専門業者が訪問してきたときは、名刺を頂いておきましょう。
名前が判明するだけでも、次に不動産会社へ連絡するときに、その工務店や業者の名前を言って依頼できるからです。