注文住宅を建てる時にはご家族内でよく話し合って詳細を決めていくのが一番です。一部の意見ばかりを取り入れていたら、家族皆が満足のいく家にはなりません。それぞれに要望を出してもらった時点でその内容をまとめて、現実的にできることとできないことを分けます。誰かが妥協しなければならない場合でも一方的に決定するのではなくて、納得した上で妥協できるように気を付けなければなりません。
これが注文住宅づくりの大前提であり、これを忘れてしまうと居心地の良い家にできませんので注意しましょう。他にも、生活動線を考慮しながら配置を決めることはとても重要です。見た目や雰囲気ばかりを重視して建てた家は、生活動線のことを忘れてしまっているケースが多いのですが、暮らしてみると不便だと感じることがありますので、日々の暮らしをイメージしながら配置を慎重に決める必要があります。動線を考慮しながら決める時にメインとなるのが、家のことを行う家族です。
毎日の家事を実際に行っている家族がやりやすいと感じるように調整することが大切です。子供が小さいうちは、目が行き届くようにと考えて決めるものですが、注文住宅では細かな部分まで調整できてしまうため、これが後々の不便さにつながることも考えられます。目が行き届くようにというコンセプトは良いのですが、きちんとプライバシーにも配慮しつつ家族が集まれるような場所を作ることが、成長した子供たちと快適に過ごすための秘訣です。