注文住宅の場合、2階建ての家なら1階と2階にそれぞれトイレを作る人が多いけれども、2階は主に寝室や子供部屋などのようなプライベートスペースになるので昼間などお客さんが上がることはありません。トイレは、夜中に使うと水の流れが気になる設備なのでなるべく音が聞こえにくい場所に設置することがポイントです。1階の場合はお客さんも行き来する場所になるので、注文住宅ではリビングから見えない場所に作ることがポイントで、これも音が聞こえにくいなどの効果を期待できる注文住宅の家づくりにおける知識として覚えておきましょう。水回りは意外と目に入る音が聞こえるなどの設備になるので注意が必要ですが、お風呂からリビングを通らないと居室に行くことができない動線は来客のときにはお風呂に入ることが難しくなります。

入るときは良いとしてもお風呂から出たときには髪の毛が濡れていたり、石鹸やシャンプーなどの香りで入浴していたことが分かってしまうわけです。トイレは別にしてもお風呂はそれほど気にすることはないと考える人も多いけれども、仮にお客さんが泊まることになったとき居室からリビングを経由して浴室の動線は、お客さんにとっての入りにくい要素になりがちです。浴室と客間の流れの中でリビングを通らない間取りにする廊下を付けるなどでお客さんにも優しい動線を提供できる注文住宅になるなど、家族間の生活動線や家事動線だけでなくお客さんが訪れたときのことも考えておくのがおすすめです。