注文住宅を建てる方の中には、バスルームにこだわりを持つ方も多く、屋内側には広い坪数のシステムバスを完備するだけではなく、屋上を利用してリゾート感覚で温泉気分を味わえるように露天風呂を作る方法もあります。温泉好きな方にとっては格別な設備にすることができ、給排水や防水を徹底していれば屋上でも問題なく作ることができます。当然ながら目隠しをする必要性はあり、注文住宅を建てる場所による違いはありますが、全てを露天風呂にするのではなく壁と屋根を取り付ける方法と目隠し用の曇りガラスの仕切りを自由に開閉できるように仕上げる方法でプライバシーは確保することができます。屋上設置の場合では、重量の問題が出てしまうので、浴槽は檜やFRP製のタイプをオーダーすることで解決することは可能です。
日中は日差しが入り込むので明るい露天風呂にできますが、注文住宅ならではの魅力は夜間に入浴するためにLED照明を使う方法も効果的です。照明器具にもこだわりを持つ方法はあり、普通の居室のように上から照明器具を点灯させるのではなく、明る過ぎないようにスポットライトのように複数の箇所に設置をする方法、敢えて湯船を暗くして周囲だけを間接照明にする方法などを組み合わせると、スイッチの切り替えによって照らす位置や面積、明かりの強弱も自由に操作することができます。通常は注文住宅で屋上を作る場合、2階部分の床面積と同じサイズになるので広さがありますが、露天風呂は最適に感じる位置に設置をし、余っているスペースには高級リゾートのホテルの温泉のように仕上げる方法も使えます。腐食しない資材を使って自然を感じ取ることができるように地面を造成する方法や、大きく成長しない植物や樹木を植える方法などアイデア次第でハイセンスな屋上にすることができます。